[ BACK to MAGIKUIN ]
[ BACK to Voice of First ]

プレリリーストーナメントに参加しよう! 第2回

 第2回では、大会当日の朝から一回戦目の席発表までを扱います。

起床〜到着

「えーっと、会場はこっちのほうかな」
「ここで先に飲み物とか買っておくか?」
「ああ、いいね」

 目覚ましで起きて、前日お風呂に入っていなければシャワーで汗を流し、着替えて荷物を持ってさあ出発です。
 友達と合流して会場へ行きましょう。

 さて、大会が始まってから終わるまでに、食事や買い物が出来ない可能性はけっこうあります。そのときのために、蓋が閉められるペットボトル状の飲み物と、さっと食べられるパンやおにぎりなどを買っておくといいかもしれません。
 会場が飲食可能とわかっていれば、弁当などでしっかり食事するのもいいかと思います。飲食禁止であれば、あるいは飲食について不明であれば、会場の外でも食べやすいものを選んでおきましょう。

 そのほかあると便利なものは、フリスクやブレスケアのような口をさわやかにするもの、顔をすっきりさせる油取り、汗ばんだ手垢を取る濡れティッシュなどでしょう。タバコを吸うつもりなら、携帯用灰皿も必要になるかもしれません。
 あ、ボールペンやメモ帳を準備していなければ買っておきましょう。

 買った荷物はカバンの中に一緒にしまっておくと、会場で移動するときの手間が省けます。大会中はよく席を移動することになるので、荷物はまとめておくにこしたことはありません。

 会場に到着したら、スタッフの指示に従って部屋を利用しましょう。飲食が可能かどうか、どのテーブルを使っていいのか、ゴミはどこに捨てるのか、などなど。場合によっては設営の途中かもしれないので、移動は出来るようにしておきましょう。

 なお、一般的にプレイヤーが軽く考えている行為として、ゴミの放置があります。しかしこれは大会の運営を妨げる行為であるということを認識しておいてください。
 ゴミを放置したプレイヤーにはジャッジからペナルティが与えられます。ゴミはゴミ箱やゴミ袋にちゃんと捨てにいきましょうね。

 タバコを吸うプレイヤーは、喫煙可能な場所を確認しておきましょう。
 小規模な会場はたいてい市や国が管理している会場であり、部屋は禁煙でしょう。外で吸ってそのあたりにポイ捨て、隠れてトイレで喫煙といった行為は、次から運営者がその会場を借りれなくなることに繋がり、その会場で大会に参加するすべてのプレイヤーからマジックを奪い取る結果となってしまいます。きちんと決められた場所で吸いましょう。

 会場についてから帰宅までに気をつけることとして、自分の荷物の管理があります。
 荷物をごちゃごちゃと出しっぱなしにして、大会が終わってから家で荷物を整理すると大事なトレード用のカードが丸ごとなくなっている! ということがあるかもしれません。それが悪意を持って行われた行為ということもありますし、ほかの人が間違えて荷物を持っていってしまった、ということもありえます。
 自分の荷物を守れるのは自分だけです。ですから、席を移動するときにはかならず自分の荷物をまとめて持って移動しましょう。


まとめ

食べ物、飲み物を買っておく
におい消しや汗拭きがあると快適
スタッフの指示には従う
荷物は自分でしっかり管理する!


受付〜席発表

「えーっと、この基本土地ってどうすんの?」
「さっき説明してたじゃん、真ん中に集めてみんなで使うって」
「そうだっけ」

 さて、受付開始時間になればスタッフから案内があると思われます。出来れば参加費ちょうどのお金を準備して、受付の列に並びましょう。会場によって、1列または2列以上で受付をしています。受付スタッフの案内に従って、受付用紙に記入してください。

 このとき、認定大会に初めて参加するのでDCIナンバーを新しく作るという人は受付スタッフに伝えてください。DCIナンバー取得の案内がなされます。受付とは別にDCIナンバー発行を受付する会場もあるかもしれませんので、事前にスタッフに聞いておくといいでしょう。
 初めてDCIナンバーを手に入れたプレイヤーは、その番号を紛失しないようにしましょう。携帯電話など、あちこちに記録しておくとよいです。
 この番号により、世界で行われるすべての認定大会の成績が記録され、世界のプレイヤーの成績などが決定される重要な番号となります。番号がなければ認定大会に参加できません。大事な番号なのです。

 過去にDCIナンバーをもらったことがあるけどカードを紛失して番号も忘れた、という人は、スタッフに申し出てDCI番号検索をしてもらうとよいです。スタッフが使う大会運営ソフトには名前などから番号を検索できる機能があるからです。
 教えてもらった番号はしっかり記録して、忘れないようにしましょう。なお、この作業は結構検索時間がかかるので、受付が開始する前にあらかじめ申し出ておいたほうがよいです。大会の規模やスタッフの人数により、受付の最後に回されるかもしれません。

 検索してもらってもナンバーがわからない、でも大会にどうしても参加したい! となればDCIナンバーを再発行してもらうしかありません。
 注意しなければならないのは、再発行した場合、今後はその新しい番号のみを認定大会で用いるということ、その後、DCIに連絡を取り、プロツアーなどのDCIブースと呼ばれる場所で旧番号とのデータ統合をしなければならない、ということです。
 複数の番号を使い分けることは不正行為となり、DCIからそれ以降の認定大会に参加させないといった重い罰が与えられます。
 貰った新しい番号は、今度は忘れないようにしっかり保存しましょう。

 受付を済ませたらあいている席に戻りましょう。
 受付時間が終了し、プレイヤーの参加情報をパソコンで処理するまでにある程度時間があると思います。持ってきたデッキで遊ぶこともできると思いますが、このあとスタッフが全員に席を移動するよう指示しますので、荷物をすぐにまとめて移動できるように準備はしておきましょう。
 また、大会開始から試合が始まるまで、トイレ移動などが出来ないことがあります。そのため、あらかじめトイレに行っておきましょう。

 しばらくすると席が張り出されるのでそのテーブル番号に移動します。これは参加した人が全員大会に登録されたかを確認するためでもあります。

 このときに、携帯電話などの電子機器の電源を、イベント参加が終了するまで切っておきましょう。おそらく、主催者から同様の事を求められると思います。試合中、急に音がなると周りのプレイヤーにも迷惑ですし、あるいは不正行為を行っていると誤解されるかもしれないからです。

 全員参加登録されていることが確定すれば、続けてヘッドジャッジから挨拶と大会の説明が行われます。
 大会の説明では、大会の流れと新カードのルール説明が行われますので、よく聞いておきましょう。
 また、大会はスイス式で行われるはずです。これは負けても最後まで遊べる大会形式なので、勘違いして勝手に帰らないように注意しましょう。

 さて、プレリリーストーナメントではデッキを用紙に記入する会場と記入しない会場があると思います。
 デッキのチェックをしない会場の場合は、そのまま30分間で貰ったパックから40枚以上のデッキを作ります。なお、この貰ったパックが自分がお持ち帰りできるカードになります。

 デッキを記入する会場では、まず配られた用紙に自分の名前とDCIナンバーを書き、パックの中身をすべて「1,2,3」といった数字で枚数記入をします。20分はあるはずなので、カードを眺めずにすばやくやればすぐに終わります。チェックが終わったらスタッフがパックを回収するので、カードと用紙をまとめてトーナメントパックの箱の中にしまっておきましょう。
 その後、ランダムに配りなおされたパックがあなたが持ち帰りするパックです。そして30分間が与えられるので、40枚以上のデッキを作ってその内容を用紙に記入します。

 シールド戦のデッキの作り方の基本についてはこちらのコラムを見るとよいでしょう。ベストなデッキは作れないかもしれませんが、ベターなデッキにはなるでしょう。

 このデッキ構築時間中は、構築のアドバイスなどをほかのプレイヤーにしてはいけません。同じテーブルに友達がいたりするとつい相談したくなるかもしれませんが、この構築時間から一回戦目の終了まではお互いに口出しをしないように気をつけましょう。
 なお、決められた時間をオーバーすると、遅刻のペナルティが与えられるので、時間を守ってデッキ構築しましょう。

 さて、デッキ構築の時間が終われば、いよいよ一回戦目の席が発表されます。荷物をまとめて移動しましょう。このとき、自分の席の対戦相手の名前もチェックしておくとよいです。


まとめ

お金を準備して受付する
DCIナンバーがなければ作ってもらう
席に座って説明を聞く
40枚以上のデッキを30分の時間内に作る
一回戦目の対戦席に移動する


第3回に続く


[ BACK to Voice of First ]
[ BACK to MAGIKUIN ]