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プレリリーストーナメントに参加しよう! 第3回

 第三回では、試合開始から帰宅までを扱います。

一回戦目開始〜一回戦目終了

「あ、えーと……」
「よろしくお願いします」
「あ、よろしくお願いします」

 さて、対戦席に移動して、相手も来たら、まず名前をお互いに確認して席を間違えていないか調べましょう。
 マジックは二人以上で行われるゲームです。お互いが気持ちよく遊べるように、言葉づかいや振る舞いには気をつけましょう。

 まずはテーブルに対戦に必要なアイテムをそろえます。デッキ、サイドボード、ライフを数えるもの、カウンター、トークンです。
 デッキとサイドボードは必ずテーブルの上に提出しましょう。このとき、サイドボードはデッキケースなどに入れたままでも問題ありませんが、そのデッキケースにほかのマジックのカードを入れてはいけません。
 メインデッキとサイドボード以外のマジックのカードをテーブルに出すのもダメなので、カバンの中にちゃんとしまっておいて、混ざらないようにしましょう。

 デッキはよくシャッフルしましょう。
 ヒンズーシャッフル(トランプなどを両手でサクサク軽く混ぜるシャッフル)、ディールシャッフル(テーブルにいくつかのカードの山を作っていくシャッフル)、ファローシャッフル(デッキを2つに分けて横からねじ込むシャッフル)を1セット以上行うのがベターです。1〜2分ほどで済むでしょう。これはマジックの公正性を保つために必要な作業です。
 ファローシャッフルをするときには、カードの表面を自分で見ないように、そして相手にも見えないように気をつけましょう。うつむいてねじ込み作業をするよりは、顔を背けてねじ込んでいくほうがフェアを証明できます。
 対戦相手のデッキも、同様にきちんとシャッフルしておきましょう。ただ、相手のカードを扱うときは傷つけたりスリーブを破壊しないように丁寧に扱いましょう。

 次にサイコロなどで先攻後攻をどちらが決めるかを決定して、お互い7枚のカードを引きます。先攻側からマリガン宣言をして手札を決定、そのあと後攻側がマリガン宣言をして手札を決定します。ここまでが試合開始前の準備となります。

 試合開始の合図がされれば、あるいはすでにされていればゲームを開始します。

 試合中は、見やすいようにカードをきれいに並べる、タップやアンタップを明確に表現する、自分がどのタイミングで何の行動を起こしたいのかといった意思の疎通をしっかり取るように気をつけましょう。
 フェイズやターンの終了、攻撃宣言、インスタントでの対応など、行動を起こしたいタイミングはいくつもありますので、宣言は明確に行いましょう。

 それから、1つのマッチの間にメモを取ることはできますが、それをほかのマッチ中に見ることはできません。また、あらかじめ用意したメモや本などを試合中に見ることはできません。
 そのほか難しい場面などになればたくさん考えることもあると思いますが、試合の時間はあなたと対戦相手二人が共用するものです。必要以上に悩みすぎ、迷いすぎて時間を使いすぎないようにしましょう。

 また、何かわからないことやおかしな状況が出てきたら、すぐにジャッジを呼びましょう。ジャッジが適切な対応をしてくれます。

 1マッチは、先に2ゲーム勝ったほうが勝ちになります。
 1ゲーム目の決着がついたら、サイドボーディングが可能です。時間内にカードを入れ替え、次のゲームを始めましょう。試合時間内であれば、何度引き分けても、どちらかが2ゲーム勝つまで次のゲームを行います。
 マッチの勝者が決まれば、結果を報告用紙に記入します。
 マッチの勝者が決まる前に試合時間が終了した場合、今のターンの次から5ターン分プレイし、それでもそのゲームが終わらなければそのゲームを引き分けとします。そしてマッチの結果を報告用紙に記入します。

 試合結果を報告する用紙はこちらです。

結果報告用紙

 自分の名前の横にあるラインの位置(GAMES WON)に、自分が勝ったゲームの数を書きます。
 その右の真ん中にあるラインの位置(DRAWS)には、引き分けたゲームがあればその数を書きます。
 そして、スイス式という大会形式では負けても最後まで試合に組み込まれるので、大会を棄権したくなった場合は、一番右のラインの位置(Drop?)にチェックを入れます。自分の名前の位置にチェックを入れるように気をつけましょう。
 記入された内容が正しいことを確認したら、自分のプレイヤー番号の場所にサインを入れます。
 お互いのプレイヤーがサインをしたら、勝った側が用紙を提出します。

 ですが、プレリリーストーナメントの第一試合の結果報告だけは、2人のプレイヤーが一緒に報告しに行きます。そのときに、プレリリース参加記念カードが貰えるからです。

 試合が終わったら、次の試合までに食事をしたり、友達の試合を観戦したり、自分のデッキを直したりできます。

 デッキの記録をしていない大会であれば、デッキのメインを自由に変更してかまいません。デッキの記録をしている大会であれば、次の試合開始までに最初に提出したメインの状態にもどす必要があります。
 試合の観戦中に気をつけなければならないのは、プレイヤーに話しかけないこと、そして引いたカードを見て顔色を変えないことです。  二回戦が始まるまで、同じく試合が終わった友達と盛り上がるのもいいでしょう。
 あいた時間で買い物などに出かけることもできますが、次の試合開始時間を必ず確認しましょう。試合に遅れてしまうとペナルティが与えられてしまいます。


まとめ

礼儀ただしくする
必要なものだけをテーブルに置く
きちんとシャッフルする
意思疎通はしっかりする
時間を消費しすぎない
結果を用紙に間違いなく記入する
一回戦目終了時は一緒に記念カードを受け取りに行く
次の試合開始時間には会場にいる


二回戦目〜帰宅

「どうだった?」
「2勝3敗〜。この成績でも景品もらえるのかな?」
「どうなのかな」

 プレリリースでは試合は5回戦行われます。すべての試合が終われば、その後景品が配られると思います。試合中、あるいは1試合ごとに景品が配られることもあるかもしれません。貰ったパックをすぐに空けてもよいですが、デッキやサイドボードと混ぜてはいけません。
 もし都合があって早く帰宅しなければならない場合は、結果報告用紙で棄権を報告したあと、スタッフに景品などがもらえるかどうかを確認するとよいでしょう。
 大会が終わってもサイドイベントの受付が行われていれば、それに参加することもできます。これも詳しくはスタッフに聞いてみましょう。
 また、プレリリースが終わってからでも閉場まで会場で遊べるかもしれません。会場が何時まで開放されているかをスタッフに確認して、友達と今日貰ったデッキで対戦したりして過ごすのもいいかもしれませんね。

 手に入った景品パックは、ただ空けるのではちょっともったいないと思います。1人1パックを使った2人で遊ぶマインドマスターという遊びがあるので、まだまだ新エキスパンションを楽しむことができます。

 帰るときには自分の荷物に忘れ物がないか確認し、電車などの時間を確認して、会場から出ましょう。無くし物など困ったことが起こっては、家に帰るまで楽しい気分でいられませんからね。


まとめ

試合が全部終わったら景品がもらえるかも
サイドイベントやフリープレイができるかも
忘れ物のないようにする


 それではプレリライフを楽しんでください。


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