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コモンデッキ博覧会
ローウィンブロック
赤緑エレメンタル

デッキポジション
能動■□□□受動
攻撃■□□□妨害
単純■□□□連携

ローウィンブロック
赤緑エレメンタル
メインデッキ
23 土地
13《山/Mountain(LRW)》
10《森/Forest(LRW)》

22 クリーチャー
4《煙束ね/Smokebraider(LRW)》
4《ブライトハースの旗騎士/Brighthearth Banneret(MOR)》
4《ファーティリド/Fertilid(MOR)》
4《戦釘の変わり身/War-Spike Changeling(MOR)》
2《刺し猫/Stingmoggie(MOR)》
4《獣道の変わり身/Game-Trail Changeling(MOR)》

15 その他の呪文
4《つっかかり/Lash Out(LRW)》
3《破壊的なかがり火/Consuming Bonfire(LRW)》
4《一握りの力/Fistful of Force(LRW)》
4《大地力/Earthbrawn(MOR)》

コモンデッキ博覧会シリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/05/08

特徴

 赤緑エレメンタルは、マナ加速やコスト軽減クリーチャーを使って中型のクリーチャーを早い段階で展開し、相手をサイズで上回り攻撃することを目的とした中速のデッキです。ステロイドと呼ばれるごく基本的なデッキに当てはまります。
 相手のクリーチャーを火力で除去したり、強化呪文で乗り越えることでクリーチャー戦を有利に戦います。

長所

 4マナ5マナのクリーチャーのサイズや性能がよい方なので、戦闘を有利に進めやすいです。また、すばやくそのマナまで到達するためにマナを補助するクリーチャーが入っています。
 インスタントの火力や強化呪文があるため、小さいクリーチャーで相手の主力と相打ちを取ったり、主力同士の相打ちを一方的な勝利に変えることができます。つまり、戦闘の結果を操るのが得意です。
 強化呪文は相手のライフが残り少ないときに、ブロックされなかったクリーチャーに使うことで、不意をついてゲームを終わらせることができます。

短所

 ある程度クリーチャーを並べるので、クリーチャー全体を除去する呪文を使われると立て直しにくいところがあります。また、雑魚クリーチャーと主力クリーチャーがはっきり分かれているので、主力だけを集中して除去されると貧弱になってしまいます。
 対処法としては、攻めるのに十分なクリーチャーを展開できたら、残りを温存しておくとよいでしょう。
 また、1体のクリーチャーに集中して強化呪文を使うと、対応して除去されたときに大きく計算が狂うので、経験が必要ですが、状況をよく考えて使うようにしましょう。
 タフネスが高いクリーチャーは、火力だけで除去できないため、戦闘を介して強化呪文や火力を追加することで倒す必要があります。
 残念ながら飛行しているクリーチャーは戦闘ですれ違いになるため、苦手です。除去である火力呪文はなるべく飛行クリーチャーに使うようにすれば、一方的に攻撃されることは少なくなるでしょう。

カード個別解説

《煙束ね》
 このデッキのクリーチャーはすべてエレメンタルなので、これを出すことですばやく重いクリーチャーをプレイできます。また、エレメンタルの起動型能力のコストも支払えます。

《ブライトハースの旗騎士》
 序盤に出せばエレメンタルのコストを軽くできます。後半に引いた場合は、補強能力で場のクリーチャーを強化するほうがよいです。

《ファーティリド》
 3マナ2/2なのでとりあえず出して攻撃しましょう。手札にある重い呪文をプレイするために土地が必要であったり、戦闘の結果死ぬことが決まったら、+1/+1カウンターを取り除いて土地を場に出しましょう。

《戦釘の変わり身》
 主力クリーチャーの1体です。赤マナを支払うことで先制攻撃を得るので、相手のクリーチャーがタフネス3以下なら無傷で勝利できます。強化呪文を使えばもっと大きいクリーチャーや、複数のクリーチャーにも勝てます。

《刺し猫》
 4マナで2/2なので攻撃にはあまり向いていませんが、相手の危険なアーティファクトや土地を破壊する能力を持っているので、いざというときに使いましょう。

《獣道の変わり身》
 このデッキの主力です。4/4という大きなサイズを持っているので、火力や強化呪文でサポートすれば戦闘で負けることは少ないでしょう。トランプルもあるので、小型クリーチャーにブロックされて時間を稼がれることもありません。

《つっかかり》
 タフネス3までのクリーチャーをたった2マナで除去できる便利な呪文です。クリーチャー戦闘中に使うことで、それ以上のサイズの敵も倒せるでしょう。激突に勝つとうれしいオマケもあります。

《破壊的なかがり火》
 タフネス4の敵のクリーチャーにはこちらを使います。ツリーフォークや多相持ちなら、7点ダメージを与えることも可能です。コストが重いですが、《煙束ね》や《ブライトハースの旗騎士》がいればなんとかなるでしょう。

《一握りの力》
 一時的にクリーチャーを+2/+2できるので、戦闘結果を有利にするために用いましょう。激突に勝てば追加で+2/+2とトランプルもつくので、思わぬ攻撃を対戦相手に与えることができます。

《大地力》
 こちらは確実に+3/+3されるので、小さなクリーチャーで相手の大型クリーチャーを撃退するのに向いています。+3/+3を使わずに、《ファーティリド》や《刺し猫》を補強することで、それらの能力を多く使うこともできます。

プレイの指針

 まずは《煙束ね》《ブライトハースの旗騎士》《ファーティリド》でマナ基盤を強化し、早い段階で《戦釘の変わり身》《獣道の変わり身》を出して攻撃します。
 そして相手の邪魔なクリーチャーを《つっかかり》で除去し、攻勢を仕掛けます。強化系呪文があれば、小さいクリーチャーも一緒に攻撃して、これなら倒せるとブロックしてきたら《一握りの力》などで強化し相打ちや勝利を手に入れましょう。
 あるいはこちらの強化系呪文を警戒してブロックしてこないかもしれませんが、それなら本体に戦闘ダメージを通せるので結果オーライです。

 相手のほうが攻めるスピードが早い場合は、こちらの小型クリーチャーでブロックして、《一握りの力》《大地力》で撃退しましょう。
 飛行など、戦闘で退治できそうにないクリーチャーは《つっかかり》で除去しましょう。攻撃のときに火力を使うよりは、戦闘で退治できないクリーチャーに使うことを優先しましょう。

デッキを強化するアンコモンカード

《茨角/Briarhorn(LRW)》
 強化呪文の代わりにこれを入れることで、2マナで味方のクリーチャーを+3/+3、4マナで3/3のブロッカーを出しながら味方のクリーチャーを+3/+3、4マナで6/6のブロッカーを登場させる、という3通りの戦法が可能となります。瞬速は相手の計算を狂わせることができるので、より戦闘を有利にすることができるでしょう。

《恨み唸り/Spitebellows(MOR)》
 《破壊的なかがり火》と同じソーサリータイミングながら、クリーチャーに6点ダメージを3マナで与えられるのでこちらのほうがよいでしょう。6マナ支払えるなら、普通に召喚して、相手のクリーチャーと相打ちをとりつつ、さらに6点ダメージを別のクリーチャーに与えることもできます。

《憤怒の鍛冶工/Rage Forger(MOR)》
 場に出ている《煙束ね》《戦釘の変わり身》《獣道の変わり身》と、これ自身の上に+1/+1カウンターを1つ置いてくれる強化クリーチャーです。それらの強化されたクリーチャーや、《ファーティリド》や《刺し猫》で攻撃すると対戦相手にダメージを与える追加効果もあります。

《黒曜石の戦斧/Obsidian Battle-Axe(MOR)》
 マナを支払って味方クリーチャーを強化できるほか、あらかじめ出しておけば、《ブライトハースの旗騎士》《戦釘の変わり身》《獣道の変わり身》に勝手に装備されるので、速攻持ちとしてすぐさま攻撃できます。


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