デッキポジション
能動 | □■□□ | 受動 |
攻撃 | □■□□ | 妨害 |
単純 | □■□□ | 連携 |
ローウィンブロック
青黒フェアリー
メインデッキ |
22 土地
12《島/Island(LRW)》
10《沼/Swamp(LRW)》
20 クリーチャー
4《ベラドンナのとげ刺し/Nightshade Stinger(LRW)》
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
4《やっかい児/Pestermite(LRW)》
4《露滴のスパイ/Dewdrop Spy(MOR)》
4《掛け鍵のフェアリー/Latchkey Faerie(MOR)》
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18 その他の呪文
4《思案/Ponder(LRW)》
4《妖精の計略/Faerie Trickery(LRW)》
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
4《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
2《分散/Disperse(MOR)》
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コモンデッキ博覧会シリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/05/06
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特徴
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青黒フェアリーは、小型の飛行クリーチャーを並べて相手を攻撃しつつ、カウンターや除去で相手の行動を阻害することで盤面の優位を継続し、早めに決着をつけるデッキです。一般的にはクロックパーミッションと呼ばれるデッキの範疇です。
やっかいなクリーチャーは黒の除去呪文で退治し、相手の強力な呪文は青のカウンターで未然に防ぐことが可能となっています。
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長所
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すべてのクリーチャーが飛行を持っているため、相手の普通のクリーチャーではブロックされません。毎ターン確実にダメージを与えることができます。
飛行のほかにも瞬速を持つフェアリーがいるので、相手の出方に応じてこちらの行動を最善手に変化させることができます。
黒はクリーチャーを除去するのが得意な色なので、相手の手ごわいクリーチャーにも簡単に対処できます。
また、相手が強力なソーサリーやインスタント、もしくは黒の除去呪文では対処できない強力なクリーチャーをプレイしてきたとき、それをカウンターすることで確実に処理することができます。カードが場に出たり効果を発揮する前に対処できるのが強みです。
カードを引くカードが複数デッキに入っているため、手札をどんどん使ってもまた手札を引くことで継続的に攻撃や防御のために行動できます。
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短所
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クリーチャーをたくさん並べて勝つデッキなので、クリーチャー全体を除去する呪文をカウンターできなかったとき、大きな損失が生まれます。またクリーチャーのサイズが小さいので、全体に小さなダメージを与える呪文もほかのデッキより危険です。
そのほか、青と黒の色の組み合わせではエンチャントやアーティファクトを破壊することができません。バウンス呪文と呼ばれる、パーマネントを手札に戻す呪文で一時的に対処できますが、相手はまたそれをプレイしてくるでしょう。
全体除去や全体火力、出されると困るエンチャントやアーティファクトに対して唯一対処できるのがカウンター呪文です。使いどころをよく考えましょう。
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カード個別解説
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《ベラドンナのとげ刺し》
1マナで飛行しているクリーチャーです。ブロックに回ることはできませんが、攻撃することだけに集中しましょう。
《呪文づまりのスプライト》
相手の呪文をカウンターしつつ、1/1飛行クリーチャーを出すことができます。すぐに出すのではなく使い時を考えましょう。
《やっかい児》
2/1飛行瞬速で、出たときにクリーチャーをタップかアンタップできるので、相手のクリーチャーの攻撃にあわせて召喚して寝かせてしまいましょう。
《露滴のスパイ》
3マナ2/2飛行瞬速なので、攻撃の主力となります。どちらかのライブラリーの一番上を見れるおまけがあるので、相手のライブラリーの一番上を見て危険カードであればカウンターの準備をしておきましょう。
《掛け鍵のフェアリー》
一見4マナクリーチャーですが、クリーチャーで本体にダメージを与えたあとに3マナでプレイ可能です。しかもそのときには1枚引けるのでお得です。パワー3なので主力として活躍が期待できますが、タフネスが1しかないので相手の飛行や到達クリーチャーは排除しておきましょう。
《思案》
このカードで欲しい土地や呪文を探して引きましょう。ライブラリーの上3枚になければシャッフルして可能性を追求しましょう。
《妖精の計略》
相手の全体除去や除去できない邪魔なクリーチャーなど、どうしても使わせたくない呪文を狙ってカウンターしましょう。
《コショウ煙》
相手の小さなクリーチャーが特殊な能力を使ってきて邪魔だ、だけど《名も無き転置》をここで使うと相手の大型クリーチャーを倒せなくなる、というときに使える手軽な除去です。フェアリーを出していればカードも引けます。
《名も無き転置》
タフネス3以下の、相手の主力クリーチャーを除去するために使います。味方のパワーを強化する使い方は、このデッキでは残念ながら不可能です。相手が大型クリーチャーばかり使ってくるなら、これの代わりに《スミレの棺/Violet Pall(MOR)》を入れるなんて選択肢もあります。
《分散》
出てしまったエンチャントやアーティファクトを戻せるこのデッキ唯一のカードです。もちろん戻すときは、次にプレイされたときにカウンターする準備を忘れずに。クリーチャーも戻せるので、クリーチャー除去の代わりにもなります。
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プレイの指針
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最初の数ターンは《ベラドンナのとげ刺し》や《やっかい児》、《露滴のスパイ》を出して攻撃しましょう。ダメージが通ったら《掛け鍵のフェアリー》を戦線に追加してください。
ただしパワーの合計が5ぐらいになったら、無理にクリーチャーを自分のターンに追加する必要はありません。それよりも相手の反撃に対処するためにカウンターするためのマナと《呪文づまりのスプライト》や《妖精の計略》を残しておきましょう。
相手もクリーチャーを展開してきて殴り合いになったとしたら、序盤からブロックしてライフを守るよりも、ブロックせずにクリーチャーを守ってお互いに殴りあうようにしたほうがよいです。
こちらのライフが1桁になってきたら、除去呪文やブロックで時間を稼ぎつつ攻撃しましょう。相手のライフも同じぐらい減っているはずなので、追加のクリーチャーと除去がしっかりしていればそのまま押し切ることができます。
《名も無き転置》はあせって相手の小さいクリーチャーに使わないようにしましょう。弱いけど邪魔なクリーチャーにはできるだけ《コショウ煙》を使い、《名も無き転置》は後半に出てくる相手の中型クリーチャーに使うのが有効です。
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デッキを強化するアンコモンカード
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《使い魔の策略/Familiar's Ruse(LRW)》
カウンターするのにクリーチャーを戻す必要がありますが、《呪文づまりのスプライト》を戻すと……?
そう、もう一度別の呪文をカウンターする準備完了です。残すマナが2マナですむのも魅力的です。
《盗人の運命/Thieves' Fortune(MOR)》
フェアリーで攻撃してから使えば、《思案》よりも1枚多く見て一番欲しいカードを手札に加えることができます。
《ウーナの黒近衛/Oona's Blackguard(MOR)》
後から出すならず者であるフェアリーを強化してくれるので、攻撃にも防御にも厚みが出ます。さらに相手の手札を攻めることで、相手の行動の選択肢を著しく減らすことが可能です。
《外套と短剣/Cloak and Dagger(MOR)》
出しておけばならず者であるフェアリーに勝手にくっついて強化してくれます。パワーが+2されて被覆を持つようになれば、除去されにくくなりゲームに早く勝てるでしょう。
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