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エントリーセットビルドアップ
アラーラの断片
高貴なるバント

エントリーセット
高貴なるバント
メインデッキ
17 土地
7《平地/Plains(ALA)》
3《島/Island(ALA)》
3《森/Forest(ALA)》
2《バントの全景/Bant Panorama(ALA)》
2《海辺の城塞/Seaside Citadel(ALA)》

18 クリーチャー
2《アクラサの従者/Akrasan Squire(ALA)》
2《陽光尾の鷹/Suntail Hawk(10E)》
2《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye(ALA)》
1《印章持ちの聖騎士/Sigiled Paladin(ALA)》
2《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron(ALA)》
2《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa(ALA)》
2《野生のグリフィン/Wild Griffin(10E)》
2《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk(ALA)》
1《イーオスの騎士長/Knight-Captain of Eos(ALA)》
1《戦誉の天使/Battlegrace Angel(ALA)》
1《波掠めのエイヴン/Waveskimmer Aven(ALA)》

6 その他の呪文
2《平和な心/Pacifism(10E)》
1《天使の祝祷/Angelic Benediction(ALA)》
2《破門/Excommunicate(ALA)》
1《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha(ALA)》


ビルドアップその1

 60枚にするために以下の基本土地とコモンカードを合計19枚投入します。

+2《平地/Plains(ALA)》
+3《森/Forest(ALA)》
+2《バントの全景/Bant Panorama(ALA)》
+2《アクラサの従者/Akrasan Squire(ALA)》
+2《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye(ALA)》
+2《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron(ALA)》
+4《宮廷の射手/Court Archers(ALA)》
+1《波掠めのエイヴン/Waveskimmer Aven(ALA)》
+1《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》

ビルドアップその2

 60枚を維持したまま、デッキに合わないカードを抜いて相性のよいカードを投入します。
 INカードを手に入れるたび、OUTカードの上から同枚数を外して投入します。

OUT

OUT優先順位高

-1《天使の祝祷/Angelic Benediction(ALA)》
-2《破門/Excommunicate(ALA)》
-1《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha(ALA)》
-2《陽光尾の鷹/Suntail Hawk(10E)》
-2《平和な心/Pacifism(10E)》
-1《イーオスの騎士長/Knight-Captain of Eos(ALA)》
-2《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa(ALA)》

OUT優先順位低

IN

IN優先順位高

+3《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》
+4《圧倒する静寂/Resounding Silence(ALA)》
+4《印章の祝福/Sigil Blessing(ALA)》

IN優先順位低

できあがり

デッキポジション
能動■□□□受動
攻撃■□□□妨害
単純□■□□連携

アラーラの断片
高貴なるバント60
メインデッキ
24 土地
9《平地/Plains(ALA)》
6《森/Forest(ALA)》
3《島/Island(ALA)》
4《バントの全景/Bant Panorama(ALA)》
2《海辺の城塞/Seaside Citadel(ALA)》

24 クリーチャー
4《アクラサの従者/Akrasan Squire(ALA)》
4《天望の騎士/Knight of the Skyward Eye(ALA)》
4《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron(ALA)》
1《印章持ちの聖騎士/Sigiled Paladin(ALA)》
4《宮廷の射手/Court Archers(ALA)》
2《野生のグリフィン/Wild Griffin(10E)》
2《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk(ALA)》
2《波掠めのエイヴン/Waveskimmer Aven(ALA)》
1《戦誉の天使/Battlegrace Angel(ALA)》

12 その他の呪文
4《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》
4《圧倒する静寂/Resounding Silence(ALA)》
4《印章の祝福/Sigil Blessing(ALA)》

エントリーセットビルドアップシリーズ
デッキデザイナー:九印
2008/10/15

特徴

 序盤からクリーチャーを並べて戦うホードデッキです。白のクリーチャーを並べる展開に緑のパンプアップや回復、青の飛行が加わっています。
 バント特有の能力である賛美があるため、相手が一回り大きいクリーチャーを出してきても足を止めずに1体で攻撃を仕掛けつづけることができます。これにより、防御に回るクリーチャーを残しつつ攻撃ができます。

長所

 クリーチャーの展開力が高いので、どんどんクリーチャーを並べて攻撃していくことができます。遅いデッキを相手にすれば、序盤のうちにたくさんのライフを削っておくことができるでしょう。
 飛行を持つクリーチャーがいるので、後半も足を止めずに攻撃できます。
 そして賛美があるので、相手が大きいクリーチャーでブロックしようとしても、こちらの1体を賛美で強化して攻撃することで有利に戦えます。それが飛行クリーチャーであれば、本体に大きなダメージを与えることでしょう。
 パーマネント対策、クリーチャー除去、パンプアップと一通りそろっているので、手詰まりになったり火力呪文でクリーチャーを全滅させられるような問題は起こりにくいです。

短所

 賛美が攻撃するための能力なので、防御に回るとクリーチャーを失いがちになります。そうすると賛美を持つクリーチャーも減って、攻撃がますますできなくなってしまいます。強力な相手のクリーチャーが攻撃してきたら呪文で処理するようにし、常に攻撃して相手を追い込むよう意識しましょう。
 手札を補充しにくいので、手札破壊や全体除去などで複数のカードを失うとそのまま勢いを失ってしまいがちです。攻撃するに十分なクリーチャーを並べたら残りは温存する、クリーチャーで対処できる敵クリーチャーに安易に呪文を使わない、などの工夫が必要でしょう。
 攻撃してこないで能力のみを使用してくるクリーチャーに対処する手段が限られています。常に攻撃して相手に余裕や時間を与えないようにするのがよいです。

カード個別解説

《バントの全景》
 色マナを安定させるためのカードです。しかし出してすぐに使うのではなく、手札にプレイできるカードがなくなりそうになってから、必要な土地を持ってくるようにしましょう。

《海辺の城塞》
 タップ状態で出るのでそのターンには使えませんが、好きな3色から選んでマナを出せるので、多色のデッキがとても安定して動くようになります。最初に4枚にしたいアンコモンです。

《アクラサの従者》
 1マナの1/1ですが賛美を持つため自分だけで攻撃すると2/2として攻撃できます。中盤以降も味方を強化できるため無駄になりません。

《天望の騎士》
 2マナ2/2と序盤の攻撃役になれる上、4マナをつぎ込んで5/5として攻撃できるため、最後まで頼れるクリーチャーです。

《ヴァレロンに仕える者》
 2色揃わないとプレイできませんが、2/2なので序盤の攻撃役としては十分です。警戒があるため、戦闘後の第二メインフェイズにマナを出して後続のクリーチャーの展開を助けることもできます。

《印章持ちの聖騎士》
 1枚しかありませんが、2/2先制攻撃と賛美があるのでその攻撃性能は3/3以上です。中盤以降は先制攻撃で防御を固めることもできますし、味方のクリーチャーが攻め続ける限り賛美は役に立つので、なるべく早く4枚にしたいアンコモンです。

《宮廷の射手》
 1/3の警戒持ちなので、相手の小型飛行クリーチャーを食い止めることができます。そしてそのためには攻撃に参加せず立っていなければなりませんが、賛美によって攻撃の役に立つこともできます。

《野生のグリフィン(10E)》
 軽めで飛行を持つので、相手にブロックされずに本体にダメージを与える攻撃役として活躍してくれます。

《ロウクスの戦修道士》
 3色が揃う必要があるため出しにくいですが、3/4のサイズに絆魂があるため、攻撃しつつライフを回復できます。単体で攻撃して賛美を受けるにふさわしいクリーチャーです。

《波掠めのエイヴン》
 2/4飛行なので後半の攻撃役になることができます。賛美を持つので単体で攻撃すれば3/5ですし、並んでいる味方の賛美を受ければもっと大きくなります。相手のクリーチャーがたとえ飛行を持っていても、大きくなったこれを倒すのは難しいでしょう。

《戦誉の天使》
 5マナ4/4で飛行を持つこのデッキの切り札です。賛美があるので単体で攻撃すれば5/5、味方の賛美持ちがいればさらに大きくなります。しかも、単体で攻撃したクリーチャーに絆魂を与えるため、対戦相手とのライフ差はあっという間に広がることでしょう。もしこちらのライフがなくなりそうならば、《ロウクスの戦修道士》だけで攻撃させてライフを2倍回復する小技もあります。

《忘却の輪》
 土地以外のすべてのパーマネントに対処できる便利な対策カードです。もちろんクリーチャー除去としても使えますが、あまりクリーチャーに消費しすぎるとエンチャントやアーティファクトを出されて手も足も出なくなる可能性があります。

《圧倒する静寂》
 攻撃しているクリーチャーにしか使えませんが、そのクリーチャーをゲームから取り除くことができるので、墓地回収や蘇生される心配もありませんし、再生持ちや破壊されないクリーチャーにも通用します。このデッキなら比較的8マナに到達しやすいので、サイクリングも可能です。相手の攻撃クリーチャーを2体除去しつつカードを1枚引けば、こちらの劣勢を覆すことができるでしょう。

《印章の祝福》
 1体を+3/+3、全体を+1/+1してくれるので最後の一斉攻撃で相手に止めをさすのに使えるほか、普通に賛美を受けている攻撃クリーチャーを後押しするのにも向いています。小さめの全体火力からも数体のクリーチャーを救うことができるでしょう。ブロックに回ると賛美の意味が無いので押されがちになるクリーチャー戦でも、相手クリーチャーを返り討ちにすることができます。

プレイの指針

 序盤はとにかく1/1や2/2の軽いクリーチャーを並べて攻撃します。ただ、複数のクリーチャーで殴るのよりも1体のクリーチャーで殴って賛美を使ったほうがダメージが大きくなるならそうすべきです。ダメージが同じ場合も、賛美を利用しましょう。アンタップ状態のクリーチャーを残しておくことで、速攻を持つクリーチャーをブロックすることができます。
 こちらのクリーチャーで乗り越えられないブロッカーを相手が出してきたときは、《野生のグリフィン》のような飛行を持つクリーチャーで回避しつつ賛美を利用しましょう。マナがあれば《天望の騎士》を強化して無理やり乗り越えるのもありです。
 中盤から終盤にかけては賛美を利用して《野生のグリフィン》《ロウクスの戦修道士》《波掠めのエイヴン》《戦誉の天使》で攻撃し、相手のライフを削りきって勝利します。

 防御に回ると賛美が意味をなさないため、相手が大きめのクリーチャーで攻撃してくるとすぐに劣勢になります。
 そのようなときのために、まずは《印章の祝福》で相手のクリーチャーを丁寧に倒していきましょう。+3/+3すれば大抵のクリーチャーは返り討ちにできますし、それ以上の大きさであっても+1/+1される味方のクリーチャーと複数でブロックして、被害を最低限に食い止めるべきです。
 またはこちらのクリーチャーを複数失うほどの大きなクリーチャーなら、《圧倒する静寂》で除去してしまいましょう。これなら相手がどれほどのサイズであっても問題ありません。あまりサイクリングを意識しすぎて使うのを躊躇していると、どんどんライフを削られてしまうので状況をよく判断して使いましょう。
 相手がエンチャントやアーティファクトなどを使ってこないならば、《忘却の輪》もクリーチャーを除去するのに使えます。攻撃してこないクリーチャーに対処できるのはこれだけなので使いどころを間違えないようにしましょう。

デッキを強化するアンコモンカード

《海辺の城塞》
 3色のデッキをうまく動かすには土地のサポートが不可欠です。まずこれをあと2枚手に入れてデッキを安定させましょう。

《印章持ちの聖騎士》
 2マナ2/2先制攻撃賛美というスペックは序盤から終盤まで使えます。あと3枚を手に入れてデッキの動きをより攻撃的にしましょう。

《ロウクスの戦修道士》
 3/4絆魂は3マナのクリーチャーとしては高いサイズと性能を持っています。色マナのサポートが安定すればこれをあと2枚加えてデッキの主力とするのがよいです。

《バントの戦闘魔道士/Bant Battlemage(ALA)》
 賛美で強化されたクリーチャーに飛行やトランプルをつければ、ゲームの決定力になります。

《ロウクスの突撃者/Rhox Charger(ALA)》
 4マナ3/3のミドルボディに賛美とトランプルを持つので、攻撃役に最適です。

《バントの魔除け/Bant Charm(ALA)》
 白効果がクリーチャー除去として確実に働いてくれるほか、アーティファクト破壊に使える場面もあるでしょう。インスタントの除去呪文でこちらの主力クリーチャーが狙われたときはカウンターしましょう。色マナが安定さえしていれば4枚あっても困りません。


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